第2次大戦後では、朝鮮戦争で韓国軍にも慰安婦制度があったとされるが、「当時の韓国軍の幹部は多くが旧日本軍の一員だった。

つまり日本軍が残したあしき遺産を踏襲したものだった」 籾井氏は記者から発言内容の根拠を問われ、「なかったという証拠もない」と反論した。
林教授は「同じような制度がほかの国にもあったというならば証拠を示すべきだ」と指摘する。  
戦前の日本には公娼制度があった。ヤミ金取り立て特定の業者と女性たちが売春業を営むことを公認し、警察に登録させるものだ。 「この制度が存在していたのだから、慰安婦制度もその延長にすぎず、当時はあって当たり前だったと主張する人もいる。
だが、実際はそうではない」 20世紀に入り、公娼制への反対運動は急速に高まった。全国の県議会で「事実上の奴隷制度」との批判が相次ぎ、廃止決議が出された。1930年代には国際連盟も問題視し、日本政府は公娼廃止に乗り出した。 「公娼制は当時のモラルで考えてもおかしい制度で、廃止に向かっていた。その動きに逆らって導入されたのが慰安婦制度だ。その制度を軍が組織した。